長野園芸福祉ネットワーク

ネットワークの活動紹介

   ネットワーク全体の活動としては、毎年1回総会を開催し、事業報告及び会計報告、次年度の事業計画及び予算案について審議しています。また会員のスキルアップや会員相互の交流を目的として事例発表会(日本園芸福祉普及協会と協力)を行っています。
   具体的な活動として中南信・東北信それぞれに2ヶ月に1回のペースで懇談会や座談会を開き、地域の要望をふまえた活動をしています(具体的内容については、各種催し物のご案内または各地のグループ活動紹介をご覧ください)。 ネットワークの会員には、常時高齢者施設などで活動を行う方も多く、一年を通じて各地で園芸福祉活動が行われています。それら会員同士がお互いに励ましあい協力できる体制ができることを願っています。
   更に、園芸福祉を理解し共に活動できる仲間を増やすため、各地で園芸福祉実践講座が開催されています。お近くで講座開催の折には、お気軽にご参加ください。


夏の交流会「花育の講演会と種苗・情報等交換会」

更新

   夏の交流会は、 に上伊那農業高校で行いました。
種苗交換:午前10時から開始し、多くの会員が参加し、種子やバラなど様々な庭木、宿根草を多数提供され、盛会でした。

新しい活動の紹介:佐久市「ガーデンチーム なないろ」
佐久市民交流広場でボランティア活動をすすめておられる半田小百合さん(会員)から紹介して頂きました。公園内は、花壇・庭をボランティアで管理し、また、公園を活用する様々なボランティアに参加して頂き、市民が交流する公園をスライドで紹介されました。

「花育」講演会  全国花育活動推進協議会  星淳子先生
近年、子供達が花に触れる機会が少なくなっています。そのため、教育の一環として」花に馴染み、花を知る、情操教育として「花育」が語られるようになりました。
講師の全国花育活動推進協議会の星淳子先生をお招きし、「花育のねらい」と「全国の活動状況」について紹介があり花育は、「栽培する」、「収穫し活用する」、「楽しみ方を学ぶ」ことをし、それを指導、支援が必要です。今回、花育推進協議会が提供している各種活動資料を提供頂きました。

長野県内の花育活動の紹介:県内の代表名活動事例として
@上田市の黒沢さんから塩田中学校で教育支援の一環として花のコンテナ、花壇、園芸福祉活動の実践例を紹介しました。
A長野市の「古里みどりの会」は以前から学校、地域で小中学校や高校生との花壇、野菜栽培等の活動を松枝芳子さに紹介して頂きました。

星先生の花育講演会は盛会
佐久市半田さんの発表
上田市黒沢さんの発表
長野市松枝さんの発表

平成28年度総会、見学会と種苗交換会

更新

<見学会>
に上田市で開催しました。午前中は北信理事の案内で大変な賑わいの上田城に行き、「真田丸」の「大河ドラマ館」と城内を見学しました。

<総会>
昼食後、総会を「サントミューゼ」で開催しました。「平成27年度事業報告」、「平成27年度決算報告書」、「平成28年度事業計画」と「平成28年度予算書」が承認されました。
平成27年度事業報告では、会員数は微減ですが、地域グループの様々な活動が着実に拡がっています。園芸福祉や園芸技術の基礎を学ぶ講座が開催され、新しいグループの結成につながることが報告されました。
平成28年度の活動計画では、今後新しい活動方向として、子供達の「花育」と園芸活動を通じて地域の景観育成に取り組みを強化することになりました。また、フェースブックなどで情報を会員にお届けすることになりました。

<財政基盤の強化>
ネットワークの活動・運営は、会員の会費で支えています。しかし、会費収入で運営費を賄えない状態が続き、そのため、会費の値上げと会費外の運営費の捻出について検討することになりました。

<情報交換>
軽井沢の山岸征男さんから、ボランティアの交流会を通じて、園芸福祉に限らず、人と活動をつなげている活動の紹介がありました。

<種苗交換>
毎回盛り上がる交換会では多数の種子や宿根草の出店がありました。


「出会いの広場」
〜シニア大学修了生と園芸福祉の出会い

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   近年、女性の社会進出、定年延長で第二の人生の過ごし方を考える年齢が上がっています。私共の園芸ボランティア活動などに初めて参加する年齢が60歳以上の方が多くなっています。第二の人生の受け皿の一つとして県市のシニア大学、公民館その他の生涯学習が用意されています。今年 にシニア大学伊那学部が今年の修了生にむけて「出会いの広場」(長野県長寿社会開発センター主催)が開催され、私共ネットワークも出会いを求めて出店しました。33グループ・団体が短時間の活動紹介の後、修了生が各ブースを訪れました。園芸福祉のブースでは、活動の様子を聞いて頂き、4月から多くの仲間が私共の地域グループに参加して頂くことになりました。 長野園芸福祉ネットワークは、一口で云うと各地域のグループの仲間がつながって交流する場でもあります。地域のグループでは園芸に対する様々な思いの仲間が集まり、様々な園芸・園芸福祉活動をしています。活動が終わってからの一時は、お茶を飲み、漬け物、お菓子を少し食べながらガーデニング、漬け物、料理はては社会談義に花が咲き、楽しい一時です。参加者は作業しながら花に癒やされ、作業から生まれる美しさに達成感、心地よさ社会参加・貢献を実感することができます。シニア大学修了生のような「出会いの場」を求める方に、積極的に参加したいと思います。

シニア大学修了生との出会い
園芸福祉のブースで活動紹介

嬉しいお知らせ
「グリーンドアが表彰されました」(上田市)
〜様々な園芸福祉活動で地域の貢献

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   上田市の園芸福祉活動グループ「グリーンドア」が表彰された、との嬉しい報告を頂きましたので、皆さんにご紹介したいと思います。
(以下会員の方より)昨年 に「園芸福祉グリーンドア」は、第9回上田市社会福祉大会において、社会福祉活動功労者として表彰をしていただきました。グリーンドアが活動を始めて11年目になりますが、これまでのボランティア活動に対して評価をしていただき、またこれからも活動を続けるよう背中を押していただいたものと思っています。代表の黒澤朝男さんは「このたび、このような栄えある表彰をいただけたのは、会員全員の地道な活動が認められたもので、皆で喜びあい、今後も和気あいあいのうちに長く続けたいと思います」と語っています。おめでとうございます!
【主な活動】
「地域花壇づくり」、「デイサービス、グループホームの花壇づくり」、
「小、中学校での花づくり支援」「老人会の室内園芸出前講座」、
「社協―ふれあい広場、芝刈り君体験」等々

表彰式で

夏の交流会   
横山タカ子先生の講演(上田市)
〜信州の食と花、緑をたのしむ

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   長野県は全国で最も長寿県ですが、これを支えるのは美味しく、栄養のある食生活と健康を維持する高い意識、体制にあります。ネットワークの夏の交流会では信州の風土に根ざした料理を研究し、リードしている横山タカ子先生に「食卓のまわりの花と緑」と題して講演をして頂きました。講演ではスライドを交えて植物と料理を解説し紹介されました。多くの植物は抗菌、防腐作用があり、昔から料理に添えられています。特に信州での郷土料理には季節と植物がつながっており、先生の食への思い、長寿食の「一汁三菜」などをお話しいただきました。その一環で先生の庭造りを紹介され、参加者は改めて食と花緑のつながりを学び、大変有意義な講演会でした。今回の講演は千曲市や千曲商工会議所、千曲市社会福祉協議会の後援を頂き、多くの市民の参加がありました。参加された皆さんには、地元千曲市のお菓子屋さんのあんずマカロンを、柿の葉を添えてラッピングしてお出ししました。また会員による花の活け込みもあり、植物をしつらえる講演会にふさわしく華を添えていただきました。

種苗交換と千曲市の皆さんの楽しい、美味なもてなし

   講演に先立って恒例になりつつある種苗交換を行い、これまでで最も多い出展があって種苗を巡って活発な交流がありました。種苗交換もあり、また地区ごとの懇談もあったりと盛りだくさんの交流会でした。今回も東北信地区の皆さんの手料理もごちそうになり、話がはずむ会食もできました。開催に当たり東北信の理事と会員にお世話になり、心からのもてなしで楽しい講演と交流会ができました。皆さんのご協力ありがとうございました。

横山先生の講演
一般の方も多数聴講
種苗交換に多数出展、交流

平成27年度   総会の報告
〜総会、種苗交換会と山野草園の見学

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   総会は に駒ヶ根市のビジターセンターで開催しました。平成26年度の事業報告では入門講座の開催と地域グループの誕生や各地の活動が紹介され、提案どおり承認され、続いて提案された決算書も承認されました。平成27年度の事業計画が提案され、園芸活動を活かした地域の景観づくりを検討することになりました。予算書では毎年収支がきびしいなか、会費の値上げについて検討することになりました。次に2年任期の役員改選が行われ、前回と同じ理事が事務局一任で提案、承認されました。代表は藤田政良、副代表は西澤ユキ子、会計を小原茂幸、広報は望月ゆかり(敬称略)が再選されました。
種苗交換が夏の交流会に引き続いて行われ、多くの会員から種子や苗を持参して頂き、中でもアスパラガスの新しい品種の苗や各種宿根草が好評でした。終了後、会場に近い場所にある「駒ヶ根森と水のアウトドア体験広場」の山野草園の見学会を行いました。山野草は大口国江夫妻とボランティアによって丁寧に管理され、山野草の理解を深める看板があり、楽しく見学できました。

多くの宿根草が出展
山野草園は花盛りでした

上田の「グリーンドア」に学び、
楽しんだ夏の交流会…

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   夏のスキルアップ交流会は、 に上田市塩田公民館で行い、園芸福祉活動を幅広く行っている「グルーンドア」の活動状況を紹介して頂き、交流することができました。日本園芸福祉普及協会の渋谷雅史さんにも最近の動向等の報告して頂きました。グルーンドアの黒沢代表から活動の経過や個々活動の紹介をして頂き、会場には数々の室内園芸活動の作品が展示され、作り方について交流しました。また、「多肉植物のタペストリーづくり」の体験ではグリーンドアの会員の指導で楽しく作り上げました。その後、グリーンドアの皆さんから美味しい漬物やスイートのもてなしを受けました。

現地見学ではデイサービスでの花壇づくりをみて、塩田中学校へ移動し、グリーンドアのよるプランターや花壇づくりの支援と会員のよる花壇づくりを見学しました。長く開花する草花を組み合わせた美しい花壇に皆感心しました。また、ユニークな垣根づくりのリンゴ花壇、沿道花壇を見学しました。参加者はグリーンドアの子供から高齢者までの施設、学校での活動から多くのことを得ることができました。

多肉植物のタペストリーづくり
塩田中学校での活動を紹介
校内にグリーンドアの皆さんが作った美しい花壇

平成26年度の総会の開催と種苗交換会

≪総会≫

   あんずの花が満開の に千曲市(総合観光会館)で行われました。総会ではあいさつの後平成25年度の事業報告と26年の事業計画の提案があり、承認されました、佐久市で新しい地域グループが誕生し、各地域で活発な園芸福祉活動が行われていることが報告されました。会計報告、予算書は提案が承認されました。質疑で会の活性化について協議されました・会員は個人会員と賛助会員がありますが、団体会員の可否について今後検討することになりました。

≪スキルアップと種苗交換≫

   会員の要望が高い種苗交換会を行いました。交換会の前に藤田代表から「臭さ花栽培の種取りと注意点」について説明がありました。種取りでは「種苗登録法」で種取りが制限されている種類があり法律を順守する必要がります。今回はほとんどの参加者が自家種苗を持参して頂きました。種子のみでなく宿根草も10種類以上出展されました。人気が高かったのはアクナシワラビの株でした。特定の種苗に希望が集中する傾向があり、多少混乱しましたので。次回は工夫したいと思います。また、未精製種子は、会場を汚す原因となるので、次回からはごみが出ないような出展にしていきたいと思います。

総会の様子
種子の交換

活動交流会「省力、エコな花壇・庭づくり」

   平成25年度の活動事例紹介や交流会(事例発表会)は、 に上伊那農業高校(南箕輪村)で開催されました。午前11時には開始し、最初に日本園芸福祉普及協会粕谷専務理事より全国の活動傾向や協会が地域活動をより活性化に努めていることが紹介されました。昼食をはさんで事務局や駒ヶ根市と伊那市のグループが提供した種苗の交換を行いました。種子の交換と共に栽培特性等が話し合われました。珍しい植物種子もあり、盛り上がりました。次年度総会での実施での参考になりました。
   午後は県内の多くのグループでは病院・福祉施設・町並等の花壇・庭づくりが活発に行われており、見栄えを悪くする雑草を減らすことやその労力を縮減することについて交流しました。事務局の藤田から「除草を減らすグランドカバー植物導入の花・庭づくり」が紹介された。その種類はタイム(日本原産のイブキジャコウソウ含む)など多数の種類があり、花壇や庭の前面や周辺に植えると、雑草が大幅に減り、発生しても抜きやすくなります。
   交流会では、自家採種や直播でのエコで楽しく栽培する技術について事務局から資料定局があり、地域での自家採種の情報を交換しました。また、各地の活動では、箕輪の西澤淳枝さんから簡易な香り袋づくりが小学生で好評であった等の報告がありました。

各地の活動情報交換
種子の交換
苗の交換

〈済み〉平成25年度
長野園芸福祉ネットワークの総会と
スキルアップの集い

   平成25年度の総会を (土)に塩尻市市民交流センター「えんぱーく」で開催しました。今回はガーデンデザイナーの越洋子さんの講演もあり、一般の方が8名参加しました。総会では平成24年度の事業報告、会計報告、平成25年度事業計画、予算書が執行部の提案どおり承認されました。役員(理事)の選出では、永年、会の運営に尽力して頂いた山本輝宗さんと山岸征男さんが退任し、新たに高坂繁富さん、岩田由美子さんが理事になり、理事の互選で代表に藤田政良、副代表に西澤ユキ子さんを選出しました。(藤田)。引き続き、越さんの講演についてその感想を記して頂きました。

講演「ローメンテナンスの花壇デザイン」
〜ガーデニングを無理なく楽しみながら健康に!
講師:越 洋子さん(本会理事、越ガーデンデザイン事務所)

   初めに、ボランティアがつくる公共花壇の意味について解説頂きました、まちを明るくする、仲間と一緒に、安全安心で季節を感じる事が出来る公共花壇ですが、草取りや水やりの大変さは実感し、自分でも大きくうなずく事でも有りました。花苗は木か草に分類されると聞きなるほどと思いました。
実例の写真等を見せて頂きながら長野市の実例で面積の大きな花壇は木や低木、宿根草を中心に作り、出来た時が完成でなく長期的に育て年数を掛けて楽しみ2年から3年後をイメージしながら花壇作りをするポイントを教えて頂きました。
小さな面積は一年草、手前の雑草予防は地被類、手前から奥に掛けて立体的に創るデザインは見た目もボリュームも有り、感動的でした。
花壇デザインのポイントは見せたくない物は生垣等常緑樹で隠し二次元から三次元に立体的にし物語性を出すためにもベンチや高木などストーリーを考えて創る、又色使いのポイントは三原色の中間色を上手に利用すると共に、自分の感性を大切に配置バランスをする勘所を教えて頂き、大変勉強になりました。
地域交流会も和やかに行われ、可愛い小物も沢山、早く活動したくなるワクワクの集いになりました。(堀内泉)


〈済み〉平成24年度   事例発表会
記念講演と楽しいトーク・実習
(土)

   軽井沢を会場に事例発表会が行われました。毎年県外の活動や県内で頑張っている会員の様子が発表される、とても好評な事例発表会。今回は以前にも事例発表会に来て発表してくださった岐阜県の酒井さんらを招いた発表と実習を行いました。
まずはじめに日本園芸福祉普及協会の専務理事粕谷芳則さんより「園芸福祉10年、変わったこと・変わらなかったこと」と題して講演をして頂きました。設立からの10年間に会員増加とともに資格制度や組織を拡充・改革してきています。活動対象は高齢者や地域住民が多く、また、障がい者就農支援に関する活動も増加しています。当初の思想や理念は変わらず、今後も『花のチカラと緑のココロ』を信じて」と締めくくりました。
続いて岐阜県の多治見市園芸福祉グループ(酒井まりこさんほか)が岐阜県の園芸福祉グループの活動を紹介し、グループの得意とする室内園芸福祉活動「ワイヤーを使った園芸クラフト」を大変楽しく実習しました。夏の季節にピッタリの涼しげな作品に、みんな満足そうに自慢しあっていました。
酒井さんの話術にひきこまれた参加者は、みな元気をもらいながらの楽しいひと時となりました。続いて長野県側から県内の園芸福祉活動(グループを中心に)を紹介しました。山岸征男さんからの軽井沢町の社協のボランティアグループ「花と緑の仲間たち」紹介とともに、軽井沢のみなさんの心温まるお菓子等が振舞われ、お互いに楽しく交流しました。

協会粕谷専務理事さんの講演
酒井さんの巧みな話術
ワイヤーを使ったバスケットつくり

〈済み〉平成24年度   ネットワーク総会(
〜あれも聞きたいコレも聞きたい
総会はいつも盛りだくさん〜

    (土)千曲市にて平成24年度の総会が開催されました。総会に加えて毎回皆さんが楽しみにしている企画は、今回も盛りだくさんの内容。時間はいくらあっても足りない・・・と思えるほどでした。今回のニュースレターでは総会の報告とともに、そのほんの一部をご紹介します。
まず総会では、平成23年度事業報告と会計報告が行われました。各活動グループがそれぞれの地元で活躍している様子や中南信・東北信ともに定期的に集まって学んだりしていることが伺えました。また事業にともなう会計報告があり、きちんと処理されているとの監査報告がありました。続いて平成24年度事業計画と予算案が審議され、承認されました。
総会後の企画では「東日本大震災への支援について〜今私たちにできること〜」と題して山岸征男さんから報告がありました。実際におこなっているボランティア活動の紹介や今必要なことなどのお話をしていただきました。
また藤田政良さんからは「市民の庭づくり〜高齢者にも優しい安らぎのガ―デニング」と題して色彩などについてのお話をいただきました。途中、色鉛筆を使った実習もあり、実際に色を重ねながら寄せ植えや花壇の色あわせについても学びました。
最後に行われた「ハーブティー 育て方と楽しみ方〜集いのティータイムを豊かに」では徳永淳子さんからハーブの楽しみ方や利用方法を教えていただきました。実際にハーブティーを入れて香りや色も楽しみました。


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